

年齢別筋肉量減少の一般的な傾向に関する体組成の検討で次のようなことが示唆されています。
【年齢別 筋肉量減少の一般的な傾向】
年齢層 | 筋肉量の変化の傾向 | 備考 |
~30歳代 | 筋肉量はピークを迎え、ほぼ横ばい | 日常的な運動や食生活によって維持・増加が見込める |
40歳代 | 緩やかに減少が始まる | 特に運動習慣のない人は、減少傾向が顕著になる |
50歳代 | 減少スピードが加速し始める | 下肢(足)の筋肉から衰えやすいとされ、活動量の低下につながるリスクがある |
60歳代以降 | 減少率はさらに加速する | 30歳代のピーク時と比較して、15%以上減少すると言われている |
補足解説
- 筋肉量の減少は、特に下半身の筋肉(太もも、ふくらはぎなど)から顕著に現れる傾向があります。
- 全身の筋肉の中でも、体幹の筋肉(腹筋など)は減少率が比較的少ないとされています。
- この傾向には個人差があり、日頃から適切な運動やタンパク質摂取を心がけることで、筋肉量の減少を緩やかにすることができます。
- 出典元: 公立大学法人 新潟県立大学 学術情報リポジトリ
- 論文タイトル: 健診受診者の年齢別、性別の体組成の検討
- URL:
https://www.nuas.ac.jp/IHN/report/pdf/14/03.pdf