体の大半は水でできており、成人では体重の約60〜65％が水分です。この水分は生命活動に不可欠で、体温調節、栄養素や酸素の運搬、老廃物の排出、そして体内の代謝活動を助ける重要な役割を担っています。
体内の水分量は年齢によって変化し、胎児では約90％、新生児では約75～80％ですが、成人では約60～65％、高齢になるとさらに減少します。
体内での水分の役割
- 体温調節：汗をかくことで体内の熱を放出し、体温を一定に保ちます。
- 栄養素・酸素の運搬：血液として全身を循環し、体の各部に酸素や栄養素を届けます。
- 老廃物の排出：体内の不要な物質（老廃物）を尿として排泄するのを助けます。
- 代謝の促進：体のさまざまな化学反応を円滑に行うために不可欠です。
体内水分の構成
水分量の変化
- 加齢：年齢とともに体内の脂肪が増加し、筋肉が衰えるため、水分量も減少する傾向があります。
- 性差：一般的に、女性は男性よりも体脂肪の割合が多いため、水分量が少なくなります。
参考：大塚製薬 https://www.otsuka.co.jp/nutraceutical/about/rehydration/water/body-fluid
