災害時の水の備え方。 そのとき命を守るための準備術。
はじめに:なぜ「水」が最優先なのか?
地震や台風などの災害時、電気・ガスと並んで水道も止まる可能性があります。
水がなければ、飲み水はもちろん、トイレ、手洗い、調理、赤ちゃんのミルク作りなど、生活のすべてがストップします。
実際に災害時、水がないことで以下のようなリスクが生じます:
- 脱水症状
- 感染症のリスク(手洗いやうがいができない)
- 離乳食やミルクが作れない
- トイレが流せない
- 食器が洗えない
📏 必要な水の量はどれくらい?
家族構成 | 1日分 | 3日分 | 7日分 |
---|---|---|---|
1人暮らし | 約3L | 約9L | 約21L |
大人2人+子ども1人 | 約8L | 約24L | 約56L |
大人2人+高齢者1人 | 約9L | 約27L | 約63L |
👉 飲料水だけでなく、生活用水(手洗い・トイレなど)も含めると1日10〜20Lが理想。
🧊 備蓄方法とアイデア
1. ペットボトルで備蓄
- 長期保存水(5〜10年)がおすすめ
- ローリングストックで賞味期限切れを防ぐ
2. ウォーターサーバーの活用
- 定期配送で自然に備蓄
- 停電時でもボトルから直接給水できるタイプが安心
3. 水道水のくみ置き
- 清潔な容器に保存(常温で3日、冷蔵で7日程度)
- 浄水器を通さず、朝一番の水は避ける
4. お風呂の水を貯めておく
- 150〜200Lの生活用水として活用可能
- 地震時はフタを閉めておく
🧠 スペースがない場合の工夫
- 折りたたみ式の給水バッグを活用
- クローゼットや棚上などのデッドスペースに分散保管
- 家の複数箇所に分けて保管することでリスク分散