浄水器型ウォーターサーバーが増加している

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水道直結浄水型のウォーターサーバーへの移行

浄水器型ウォーターサーバーが増加しています。(日本宅配水&サーバー協会による日本国内の宅配水業界統計)

2022年の顧客数が482万台2023年は452万台となり前年比93.7%と減少した。

しかし、浄水器型の台数72万台を加えると524万台となり、

前年比で108.7%になります。

その反面、ウォーターサーバー浄水器型が増加しています。

宅配水型から水道直結浄水型のウォーターサーバーへの移行が始まっている

水道直結浄水型のウォーターサーバーへの移行

こういったデータでは、宅配水型から水道直結浄水型のウォーターサーバーへの移行が

始まっていると考えられます。

今後その変化の流れが主流となるように誰もが考えるのではないでしょうか。

そのように考える理由としては、水道直結型の浄水器型ウォーターサーバーの多機能化と

宅配水の受取りやボトルの交換などの手間が要らないことが好感されて

市場形成されつつあるようです。

多機能化の中でも、お手軽に炭酸水がいつでも飲めるのは魅力的な機能だと思います。

家庭で飲むハイボールや発泡ドリンクを簡単に作ることができるので、

重たいボトル入りの炭酸水をまとめ買いしなくてすむのは魅力的です。

とはいうものの、宅配水はミネラルなどを含んでる天然水という点が魅力なので、今後とも天然水の市場は

なくなることはないと考えられます。

しかし、ネガティブな要素としては、輸送料や組上げ設備の費用の高騰により、

宅配水の値上げは避けられないので、それが市場を縮小させる要因となることは予想できます。

そういった市場の変化を日本宅配水&サーバー協会は次のように分析しています。

2023年度 宅配水業界のポイント

増加要因

・2022年の記録を抜く猛暑の影響があり下記需要はさらに高まった。

・アフターコロナの影響により外出の機会が増え、マイボトルなどで宅配水を

持ち歩く機会が増えた。

減少要因

・水ボトルの配達が不要な浄水器形ウォーターサーバーが登場、既存ユーザーによる

宅配水からの切替、新規顧客開拓が急速に進む。(推定72万台)

・ウォーターサーバーの需要は健在だが浄水器形は宅配水ではないので、この数字を除くと

宅配水ウォーターサーバーの数字は減少している。

・コスト面の高騰は2022年に続き増大している。

また、顧客数、宅配水製造量、市場規模の年度推移を推移をグラフで示してくれています。

宅配水業界統計(2023年度)

顧客数

成長率93.7%(108.7%)※浄水器形 72万台を含む

顧客数推移

製造量

成長率93.2%

製造量推移

市場規模

成長率88.2%(93.4%)※浄水器形 101億円を含む

市場規模

貼り付け元  <https://jdsa-net.org/data/statistics/>